市街地再開発(以下、再開発)は都市計画における制度や手法が非常に複雑で難しい事業です。10年~20年の事業期間の中で段階的に各分野の専門家が関わりながら進めていきます。この冊子では、再開発の事業そのものの仕組みではなく、近年の動向を捉えながら、事業プロセスとエリアまちづくりの関係にフォーカスします。
再開発はまちが一変するインパクトのある事業ですが、ただ老朽化した小規模な土地・建物をまとめてタワー型のオフィスやマンションを建てるだけではありません。再開発地区を含むエリアまちづくりも、建物が完成して終わりではありませんし、建物が完成してから動き出すものでもありません。その過程において、どのようにまちの魅力や課題を捉え、エリアマネジメントのような地域の取組みをいかに事業化の段階で育むか、建物を建替える以外のアクションをどれだけ創出できるかが重要です。
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